経営コンサルタントって中小企業に何をしてくれるの?知らなきゃ損、その絶大な効果とは

中小企業専門の経営相談所、エクト経営コンサルティングの塩島です。
近年は中小企業の強い味方として、経営コンサルタントの存在が大きな注目を集めるようになりました。
もはや一定以上の規模の企業であれば、何らかのコンサルを活用するのが当たり前になってきた風潮もあります。私としても、中小企業こそ経営コンサルタントを導入する価値が高いと考えており、もはや活用しなくてはもったいないとさえ感じています。
とはいえコンサルを使ったことが無いと、信用できるのか不安な気持ちになるのも当然だし、どのように役に立つのかさえイメージしづらいかもしれません。
そこでこの記事では、経営コンサルタントが実際に何をやってくれるのかという点を徹底解説。
最後まで読んでいただければ、経営コンサルタントの導入によって得られるメリットと注意点、そしてどんな効果が得られるのかといった点について、幅広くご理解いただけるはずです。
経営コンサルタントについてよくわからないという経営者様や、あまり活用してこなかった経営者様こそ、その力を正しく知って今後の経営に活かしてください。
目次
中小企業になぜ経営コンサルタントが必要なのか

まずは経営コンサルタントの仕事と、そもそもどんなメリットがあるのかという点について見ていきましょう。
既に把握されている方は、こちらをクリックして本題にスキップしてください。
コンサルタントの役割って何?
経営コンサルタントの役割を一言で表すなら、「会社のお悩み解決の専門家」と言えます。
今まで自社の力だけでは実現できなかったことを、コンサルタントの専門的な能力を活かすことで可能にし、会社をより良い状態へと改善することができるわけです。
これが経営において、非常に有益であることにお気づきでしょうか。
中小企業の経営者様は、自社が乗り越えなくてはいけない課題を認識している一方で、厳しい経営環境が続くことで取り組む余裕が無いために、手が回らず放置してしまっているというパターンは珍しくありません。
そうして長い間悩みの種となっていた課題が、コンサルタントの専門知識やノウハウによって、お金さえ払えば解決できるかもしれないんです。
しかもその料金は、アルバイトさん一人の人件費よりも安く済むことさえあります。
昨今は雇用のハードルが高くなっている中、従業員を募集して育成するコストも削減できますし、高額な設備を導入する必要もありません。
このように経営コンサルタントの導入は、極めて投資効率が高いものになり得るのです。
中小企業基盤整備機構の運営するJ-net21においても、中小企業が経営コンサルタントを導入する有効性が紹介され、その力をうまく活用することを推奨しています。
コンサルタントを導入して得られるメリット
ここからはコンサルタントの導入によって得られる、具体的かつ代表的なメリットを9つご紹介します。
実際に経営コンサルタントと話してみて、初めてここに挙げているようなメリットに気づき、「もっと早く相談すればよかった!」と仰る社長様も多いです。
メリット1:自社に無いノウハウが獲得できる
コンサルタントを導入することによって、自社には無い専門分野の知識や、実務的なノウハウを得ることができます。これによって、自社だけでは解決できなかった課題を乗り越えることができ、中小企業にとって新たな道が開ける可能性があります。
メリット2:業界の最新トレンドを把握できる
経営環境の変化が激しい近年では、その変化にいち早く対応するための情報収集がいっそう重要になってきています。業界に精通しているコンサルタントと契約していれば、トレンドや市場の動向について、常に最新の情報提供を受けられます。
メリット3:.コンサルの人脈を活用できる
顔の広いコンサルタントであれば、業界内外に幅広いネットワークを持っている可能性があります。この人脈を活用することで、事業拡大や新規取引先の開拓に繋がることが期待できます。企業によっては、その人脈を一番の目当てとしてコンサルを入れている場合もあります。
メリット4:停滞している現状を打破できる
外部からコンサルタントが入ることにより、社内だけでは今まで出てこなかったアイデアや、新たな視点が生まれることが期待できます。また客観的かつ合理的な判断により、社内政治や忖度などの歪んだ意思決定にとらわれず、長期間にわたって停滞していた現状を打破できる可能性があります。
メリット5:精度の高い戦略や計画が策定できる
一定レベルの経営コンサルタントであれば、実現可能性の高い経営戦略や事業計画を立てることができるはずです。こういったアウトプットは、もちろん日々の経営にも活かされますが、金融機関に提出する精度の高い計画書としても有用となります。
メリット6:経営の効率性が向上する
業務フローや組織運営を見直すことに長けたコンサルタントであれば、中小企業の業務を飛躍的に効率化できる可能性があります。また資産を最大限に活かしつつ、無駄を削減するような提案によって、資本の効率性という観点でも向上が期待できます。
メリット7:解決すべき問題が明確になる
経営者であっても、自社が何を改善していくべきなのかわからないという場合もあるでしょう。そんな時にコンサルタントがいれば、経験やノウハウによって解決すべき課題を明確にしてもらえます。さらに最善の解決策を導き出しつつ、その実行に至るまでのサポートも依頼できるのです。
メリット8:経営者の負担を軽減できる
業務の一部をコンサルタントが請け負うことにより、経営者が抱える日々の負担を軽減することができます。人材の不足しがちな中小企業において、経営者が本来注力すべき分野に専念できるようになるだけでなく、心理的な部分でも楽になるはずです。
メリット9:人手不足対策になる
経営の幹部クラスを任せられる従業員がいなくても、提案や意思決定の相談役としてコンサルタントを活用できます。また業務の代行を請け負っているコンサル会社であれば、従業員の代わりとして人手不足を補うことができます。
コンサルタントがサポートしてくれる業務
それではコンサルタントは何をしてくれるのかという本題です。
世の中には様々な分野のコンサルタントがいますが、「企業の何らかの課題を解決する」ために存在するという点では共通しています。
コンサル会社によっても得意分野や不得意分野はありますが、頼みたいことによって複数のコンサルタントを使い分ければ、場合によっては従業員を雇わなくても、自社の業務の大部分を回すことが可能になるかもしれません。
この記事ではコンサルタントが手伝ってくれることについて、多くの企業で共通する業務内容を、大まかに以下の5つのジャンルに分類しました。
- 販売・マーケティング
- 財務・会計
- 組織・人事
- 製造・流通・管理
- 業務効率化
それぞれの分野でコンサルタントがどのように役に立つのか、具体的な部分を見ていきましょう。
販売・マーケティング面でコンサルタントがしてくれること

「売上が頭打ちになっている」「Webをどう活用すれば良いかわからない」といった話は、中小企業様からよくご相談いただく内容です。
販売やマーケティングに長けているコンサルタントは、こういった状況を打破する強力なパートナーになります。
以下ではコンサルタントが解決してくれる課題をリストアップし、それによってどんな効果が期待できるかについても言及していきます。
販売・マーケティング面でサポートできること
売上・集客を改善したい
売上の伸び悩みにお悩みであれば、シンプルにどうやって改善していくかをコンサルタントに相談できます。集客施策を強化して新規顧客を獲得したい、より効果的な販売促進施策のアイデアが欲しい、ECサイトで新たな販売チャネルを構築したい、などのピンポイントな課題にも対応しています。
マーケティング戦略を策定したい
現状の販売戦略が正しいのかわからなかったり、少しでも疑問があるのであれば、コンサルタントに相談する価値が大いにあります。場合によっては戦略の策定自体を依頼し、競合調査や市場分析を通じて、今まで気づかなかった差別化ポイントを見出すことも依頼できます。
顧客との関係性を強化したい
リピーターの獲得は企業が存続していく上で重要な要素ですが、なかなかうまくいかないことも多いと思います。お客様にまた利用してもらうために、どうやって顧客満足度を向上させるかを相談することで、具体的な改善策を見つけられる可能性があります。
社内の販売力を強化したい
売れるはずのものが売れない、良いアイデアなのになぜかうまくいかない…という場合は、社内の体制自体を改善する必要があるかもしれません。コンサルタントは現状の問題点を見極め、最適な施策を提案することで、自社の販売力を最大化できる運用体制構築をサポートします。
デジタルマーケティングを強化したい
インターネットを使った販売に力を入れたいなら、WEBマーケティングに強いコンサルタントを起用することで、最適な形での導入を支援してくれるはず。内容はWEB広告、SNS、SEO、ECサイト、ページ制作…など多岐にわたり、自社だけで難しいなら運用代行が可能な場合も多いです。
販売・マーケティング面で期待できる効果
収益性を向上できる
コンサルタントを導入することで、売上を向上させるための様々な効果が期待できます。新規顧客やリピーターが増加する、市場分析を基に新しいビジネスモデルが構築できる、市場調査から新商品のヒットが生まれる…などの効果に加えて、他にも様々な恩恵が受けられるはずです。
戦略を明確化できる
コンサルタントの支援によって、ターゲット顧客の見直しや市場分析、競合調査が進み、マーケティング戦略の明確化が期待できます。現状を客観的に整理してもらうことで、自社がどのように進んでいくべきかがハッキリと示されるだけでも、現在の経営資源を最大限に活かせるようになります。
販売・マーケティングをDX化できる
デジタルマーケティングの導入・強化が実現すれば、今までできなかった施策が可能となるため、企業としてさらなる成長への道が見えてきます。具体的な効果としては、ECサイトによる純粋な売上増、SNSによる顧客との関係性強化、広告の費用対効果改善、SEO対策による集客増などが考えられます。
もしECサイトを始めたいと考えている場合は、こちらの記事も参考になるので読んでみてください。
財務・会計面でコンサルタントがしてくれること

「売上はあるはずなのに、なぜか手元にお金が残らない」「どんぶり勘定から脱却したい」といった話もまた、中小企業の皆様からよくご相談をいただきます。
会社の血液ともいえるお金の流れである財務・会計は、経営の根幹を揺るがす重要なテーマ。しかし専門知識がなければ、どこに問題が潜んでいるのかすら正確に把握するのが困難なのです。
こういった分野に強い経営コンサルタントは、企業の財務状況を改善する専門家。
決算書などの数値を読み解いて課題を特定し、具体的な改善策を実行することで、会社の成長を土台から力強く支えてくれます。
多くの企業が抱える課題と、サポートによって得られる効果について見ていきましょう。
財務・会計面でサポートできること
資金繰りを改善したい
キャッシュの枯渇、運転資金の不足、売掛金の回収遅延などの問題によって、資金繰りが圧迫されている中小企業は多いです。そこでコンサルタントが改善計画を立案したり、返済計画の見直しを図ることにより、資金繰りを大きく改善できる可能性があります。
利益率を改善したい
「売上はあっても利益が残らない」というお悩みはないでしょうか。コンサルタントに相談することによって、しっかりと利益を残すための方法がわかるかもしれません。利益構造の分析や不採算事業の見直しを図ると共に、利益率向上の具体策に関する提案が期待できます。
コストを削減したい
これも利益率改善につながる部分ですが、近年のコスト増大は多くの中小企業様が悩んでいるテーマです。コンサルタントに相談することで、無駄な経費や圧縮できる固定費など、見えにくい部分も含めて改善点を洗い出し、コスト構造の最適化を図れる可能性があります。
財務状況を改善したい
財務の知識が不足していると、経営判断がどうしても感覚的になりがちです。そこで財務コンサルタントを起用することで、損益やキャッシュフローが明確化できる仕組みを構築し、財務状況の改善を図ることができます。さらに今の税理士さんとは異なる目線で、節税対策のアドバイスをしてくれる場合もあります。
資金調達のための計画書を作りたい
金融機関からの融資や、補助金・助成金の活用に悩む企業に対し、コンサルタントが事業計画書の作成支援や申請代行を行います。長期的な財務計画を策定することで、短期志向の資金運用から脱却し、資金面を安定させるアプローチにもなります。
財務・会計面で期待できる効果
資金繰りを安定化できる
コンサルタントの提案によって十分な運転資金が確保できれば、月末に悩まされていた現金不足が解消できる可能性があります。資金繰りの安定化は経営リスクの軽減に直結し、金融機関からの信用向上につながり、融資がスムーズに受けられるようになる効果も期待できます。
利益率を改善できる
コスト構造の改革が成功すれば、より多くの利益が残せるようになります。具体的な効果としては、変動費および固定費の削減、減価償却の適正化、無駄な在庫コストの圧縮などが考えられます。コンサルタントが伴走支援することにより、一時的でなく持続的な安定化も期待できます。
財務基盤を強化できる
コンサルタントが現実的な数値計画を作成することにより、投資判断や意思決定がしやすくなると共に、財務状況が把握しやすくなって経営の安定化につながります。さらに適切な資金調達の支援が受けられれば、財務基盤の大幅な強化を実現できます。
組織・人事面でコンサルタントがしてくれること

企業の成長は「人」で決まりますが、組織や人事の課題は根深く、経営者が最も頭を悩ませる部分の一つになっています。
人事に強いコンサルタントは、採用戦略から人材育成、働きがいのある評価制度の構築まで、企業の「人」に関する問題を体系的に解決するプロフェッショナルです。
「人材が採用できない」「社員がすぐに辞めてしまう」といった内容をはじめ、多くの中小企業が直面する課題をリストアップし、それを解決するコンサルタントの役割について解説します。
組織・人事面でサポートできること
経営戦略を明確化したい
明確な経営戦略が無かったり、目標設定が曖昧であることを感じているなら、思い切ってコンサルタントの力を借りた方がよいでしょう。中長期的な戦略立案と目標達成プランの策定、その達成に向けた意思決定プロセスの最適化などにより、進むべき方向性の明確化をサポートしてくれます。
人手不足を解消したい
人事に強いコンサルタントを起用することにより、ターゲット人材に合わせた、効率的な採用戦略の提案が期待できます。また労働力不足の長期化が見込まれ、中小企業もアウトソーシングの活用が不可欠となる中、現状の業務を外注化するための最適なアドバイスを受けられます。
人材を育成したい
従業員が入ってもすぐ辞めてしまったり、一人前になるまで育成が進まない。こういったお悩みも、多くの中小企業様で発生している課題です。コンサルタントの導入によって、従業員満足度の向上による離職率改善、研修プログラムによる社員のスキルアップなどが期待できます。
従業員の働き方を改善したい
従業員は待遇や労働条件をよく比較しており、他社より悪ければモチベーション低下につながります。こういった部分もコンサルタントに相談すれば、例えばリモートワークやフレックス制度のスムーズな導入が受けられ、時代に合わせた福利厚生や働き方改革のアドバイスが期待できます。
社内のコミュニケーションを改善したい
情報共有やコミュニケーションの不足は、組織全体のパフォーマンスに非常に大きく影響します。そこでコンサルタントを導入することで、最適な共有体制やチームビルディングの施策を提案を求めることができ、組織内の円滑なコミュニケーション実現に向けてサポートしてくれます。
組織・人事面で期待できる効果
新たな挑戦ができる体制を構築できる
コンサルタントが社内の環境を整備することによって、経営者が現場業務から解放され、高度な戦略立案に専念できるようになります。そして経営者に余裕が生まれ、日々の業務が安定するようになれば、組織が新たな挑戦に対応できるポジティブな体制を整えられます。
従業員のモチベーションを向上できる
福利厚生、エンゲージメント、評価制度といった部分をコンサルタントが整備することで、従業員の満足度とモチベーション向上という効果が期待できます。また研修を依頼することで、従業員のスキルアップやマネジメント力向上につながり、企業全体の組織力強化につながります。
最適な組織体制を構築できる
人事制度の整備、業務の属人化解消、情報共有の活性化、調整コストの削減といったサポートは、社内の負担を軽減させ、経営を効率化させる効果が得られます。またコミュニケーションが円滑になることで、迅速な意思決定や柔軟な組織体制の構築にもつながります。
製造・流通・管理面でコンサルタントがしてくれること

製造や流通の現場では生産性が上がらなかったり、在庫コストが経営を圧迫するなど、日々の業務改善だけでは乗り越えられない壁に直面することがあります。
自社だけでは気づかない、もしくは目に見えない無駄や非効率なプロセスが、気づかぬうちに利益を蝕んでいるのかもしれません。
製造、物流、在庫管理といったサプライチェーンへのテコ入れは、プロのノウハウによる改善の幅が大きく、生産性向上およびコスト削減の効果が得られやすい部分です。
製造・流通・管理面でサポートできること
生産性や品質を改善したい
専門知識を持ったコンサルタントであれば、生産工程や品質管理の課題を解消するための提案をしてくれます。工程設計の見直し、品質基準の整備、製品不良の削減などにお悩みなら、プロに任せなければ改善が難しいことも多いでしょう。
物流や在庫管理を改善したい
物流や在庫に関しては、業界や業種によって多様な課題が存在しますが、経験豊富なコンサルタントなら幅広い改善策を提供できます。在庫管理システムの導入、物流コスト削減の提案、配送計画の最適化といった内容の他、配送拠点で発生する問題解決も対象となります。
現場をIT化したい
ITを使いこなす企業とそうでない企業の差は、製造・物流といった分野でも大きく開いてきています。コンサルタントはIT化が遅れている中小企業の強い味方となり、在庫や生産のデジタル化を進め、需要予測、トレーサビリティ、リアルタイムでの状況把握などができるシステムの導入を支援します。
BCPを作成したい
災害時に対する準備不足を解消し、事業継続のためのリスク管理を強化します。近年は中小企業にも事業継続計画(BCP)の構築が求められ、災害リスクへの対策が必要となっています。コンサルタントがこういった部分の導入を支援し、事業の安定性を固めていきます。
法的なリスクを相談したい
一部の専門知識を持ったコンサルタントであれば、法的なリスクについても相談できます。具体例として、製造物責任法(PL法)に基づき損害賠償責任を問われるリスクや、環境汚染に関する廃棄物処理法違反リスク、知的財産権の侵害に関するリスクなどが挙げられます。
製造・流通・管理面で期待できる効果
生産性向上を実現できる
コンサルタントの導入により、自社だけでは難しかった生産体制の見直しが実現できます。そして効率化による生産性向上がコスト削減につながり、財務状況が改善できる可能性や、業務時間削減による従業員の待遇改善といった効果も期待できます。
最適な供給体制を整備できる
市場のニーズや顧客の多様化に対応するため、製造や流通といった部分からコンサルタントの助言を受けることで、売上拡大や顧客獲得につなげる効果があります。具体例として、多品種少量生産への対応による新規顧客獲得、流通チャネルの多様化による販路拡大などが考えられます。
様々なリスクを低減できる
近年はコンプライアンスの遵守が厳正化されていることもあり、ステークホルダーから最低限の評価を得る上でも、リスク対策は重要な要素となっています。法的リスクや災害リスクに対する対策を進めることで、事業の安定化するだけでなく、取引先からの信頼向上という効果が期待できます。
中小企業が今まさに直面している様々なリスクについては、以下の記事も参考にしてみてください。
業務効率化の面でコンサルタントがしてくれること

社員は毎日忙しいのに、なぜか会社の利益が増えない。
その原因は、もしかしたら非効率な業務プロセスや属人化した作業にあるかもしれません。従業員の貴重な時間を、本来やるべきではない作業が奪っていないでしょうか。
IT化・DX化を得意とする経営コンサルタントは、業務効率化のプロフェッショナルでもあります。
第三者の客観的な視点から業務フロー全体を見直し、ITツールの導入支援などを通じて、社内に潜む無駄を徹底的に排除してくれます。
業務効率化の面でサポートできること
無駄な業務を削減したい
コンサルタントが業務フローを分析し、非効率な業務プロセスを突き止めることで、作業の無駄を削減することができます。具体的には、効率的な手順の策定、マニュアル化、重複作業の排除、目的の明確化などを実施します。無駄の削減は作業だけにとどまらず、移動や会議といったあらゆる業務が対象となります。
ITツールを導入したい
中小企業にITツールを導入することにより、飛躍的な業務効率化をもたらす可能性があります。この分野に詳しいコンサルタントであれば、まず貴社の業務を分析して効率化できる部分を洗い出し、経営者がITに詳しくない場合でも、最適なITツールを提案してくれるはずです。
業務を自動化したい
「業務の自動化」なんて夢のような話と思っていませんか?もちろん何でも自動化することはできませんが、手順が決まっている単純作業などが少しでもあるなら、自動化について検討する価値があります。例えばRPAと呼ばれるITツールは、業務を大幅に削減できる可能性を秘めています。
顧客対応を効率化したい
お客様への心を込めた対応は大切ですが、一方でかなりの時間をとられてしまうのも事実。近年は顧客対応を効率化するITツールも次々に登場しており、適切に活用することが重要です。一方でその使い方や注意点については、知見のあるコンサルタントに相談してみることをおすすめします。
データを活用したい
データを集計してはいても、本当に有効活用できている中小企業は多くありません。そこで専門知識を持ったコンサルタントにデータ分析を任せれば、経営を大きく改善するヒントを見つけられる可能性があります。そもそもデータが無いという場合は、まずは計測するためのツール導入からも相談できます。
業務効率化の面で期待できる効果
コスト削減を実現できる
単純に業務を無くすのではなく、コンサルタントが効率化すべき部分とそうでない部分を切り分け、本当に不要な部分についての分析を実施します。不必要な業務を特定され、無駄な作業の削減に取り組むことで、大幅なコスト削減の効果が期待できます。
様々な派生効果が得られる
業務効率化によるメリットは多岐にわたります。人為的ミスの減少、進捗状況の「見える化」、業務の属人化解消、業務の精度向上、社内の情報共有強化など、コンサルタントが適切な業務効率化を実現することによって、コスト削減以外にも幅広いメリットをもたらします。
時代の潮流に追いつくことができる
もしIT化の面で他社に遅れをとっているなら、コンサルタントがその差を縮めてくれます。例えば勤怠管理システムの導入によって、営業先からの直帰体制を整えたり、勤務時間の集計業務を軽減します。他にも外注管理システムによる納期遅れ防止、オンライン会議の導入による移動時間削減なども実現できます。
中小企業が経営コンサルタントを導入する際の注意点

コンサルタントは導入前によく検討を
経営コンサルタントのサポート内容とその効果について、5つの観点から説明させていただきました。
ここまで読んでいただければ、経営に大いに役立つことがお分かりいただけたと思いますが、一方で注意点についてもお話ししなければなりません。
高額な費用がかかる
経営コンサルタントに依頼をする際の一番の大きなデメリットといえば、やはり「高額な費用」という点になるでしょう。
我々が提供しているような低価格の料金体系は珍しい存在であり、一般的な経営コンサル会社では、毎月数十万円といった費用がかかるのが普通です。有名な外資系コンサルタント会社ともなれば、毎月100万円以上かかることも珍しくありません。
経営改善のためにコンサルタントを導入し、その費用で経営が悪化していては本末転倒です。
まずは自社が許容できるコストを把握し、提供されるサービスがどういったものかという内容についても、事前に話を聞いてしっかりと見極めることが必要です。
経営コンサルタントにかかる費用については、別の記事で詳しく解説しているので、よろしければこちらもご確認ください。
求めている分野の専門家であるか
自社が解決したい課題と、検討しているコンサルタントの専門性が合っているかという点も、契約前によく確認しておきたいところです。
どんなに優秀であっても、あらゆることに精通している人間など存在しません。
高い料金を支払って、導入後にミスマッチに気づいても時すでに遅しです。どういった分野が得意なコンサルタントであるかは、自分でもよく調査しておいた方がいいしょう。
ちなみに名の通ったコンサルタント会社でも、どういった方が実際の担当になるかは、事前に何度も確認することをおすすめします。組織的にノウハウが蓄積しているとはいえ、その分野で素人同然の方が担当者となっては、何かと余計な負担が発生する可能性もあるためです。
怪しいコンサルタントではないか
コンサルタントという肩書きは、誰でも名乗ることができてしまいます。
そのため世の中には、コンサルタントを自称する怪しい方々が存在しており、詐欺まがいどころか完全な詐欺を働いている場合も。
詐欺ではないにしても、単純に実力不足なコンサルタントに当たってしまうと、時間とお金を無駄にすることになります。
こういった部分は見破るのが難しい場合もあるので、とにかく公開されている実績や活動内容を調べつつ、怪しい点は事前に質問しておくとよいでしょう。
個人の士業やフリーランスも多い業界ですが、ホームページに住所や連絡先が記載されているか、公的な団体に所属しているかなども見極めのポイントになります。
安くて信頼できるコンサルタントっているの?
これまで説明してきたとおり、経営コンサルタントは中小企業の大きな力になる存在です。
しかしながらコンサルタントは基本的に高額で、ミスマッチや詐欺といったリスクもあったりして、中小企業が導入するのは少々ハードルが高いというのが実情です。
そこで最後に、我々の提供しているコンサルティングサービスを紹介させてください。
エクト経営コンサルティングは、経済産業省登録の中小企業診断士が運営する、中小企業専門の経営相談所です。
中小企業診断士は経営コンサルタントとして唯一の国家資格であり、あらゆる業界の経験豊かな社会人たちが取得しています。
そういった背景から、人によって様々な専門分野を持っていることが多く、各業界のスペシャリストを集めたような資格となっています。また登録者は中小企業庁のホームページに掲載されており、少なくとも前述の怪しいコンサルタントよりは信頼できる存在です。
我々はそんな中小企業診断士の間で築いた人脈を最大限に活かし、様々な専門分野の専門家と提携することで、幅広い分野を網羅するコンサルティングサービスを実現しました。
さらに独自のシステムが可能とする、毎月5万円~というリーズナブルな料金体系も大きな特徴。
コンサルタント業はコスト構造からどうしても高額になりがちですが、中小企業様の費用負担をなるべく抑えつつ、本当に価値あるサポートを実現したいと考えています。
もし経営でお困りのことがあれば、以下のボタンからサービスの詳細をご確認ください。
中小企業の支援に特化したコンサルティングオフィスとして、貴社が現状を打破するための第一歩のお手伝いをさせていただきます。
お問い合わせはこちら
コメント
この記事へのトラックバックはありません。













この記事へのコメントはありません。